2017-06-13

Moulton SST (Britian Red) / Shimano 105-5800

先日、Moulton SST を納車しました。
還暦を迎えられたオーナーからのご依頼でしたが、
赤色でドロップハンドル、分割式フレームのモールトンと
はじめからイメージがしっかりされていました。
このBritian Redですが、TSRのRedと比べると、
ほんのり明るくて元気なイメージです。

SSTには、ステンレスエンドが採用されています。
メインコンポーネントはShimano 105。
ペダルは今年発表された新商品『MKS製 シルバンツーリング NEXT  Ezy Superior』。
40年間サイクリストに愛され続けてきたシルバンツーリングのEzyタイプです。
クラシックなデザインと磨きが綺麗ですね。

ヘッドセットはDura-Ace。
オーナーさんの体格に合わせて、少しでも楽に、そして乗り易いように
ステムはNitto製の60mmを上向きに取り付け、
ハンドルはリーチがとても短いDIXNAを選択、
シートポストもオフセット量が少ないタイプを選択しました。

基本的にポジションに関係するパーツはお任せいただいているので、ご注文時には
今までの車歴に加えて、ドロップハンドルの経験の有無、使い方などを伺っています。

バーテープはBROOKS レザーバーテープ、
サドルもBROOKS プロフェッショナルS。


             ーーーーー組み立て編ーーーーー
ピボットスピンドル長を加工して、ボトムブラケットハンガーの下処理。

フレームアライメント点検。
左)リアエンド幅を点検して少し修正。
右)左右のリアエンド位置を点検。

フォークアライメントも点検します。

サスペンションの動きを良くするために、ピストンを加工。
ハブベアリングの玉当たりが渋かったので、調整します。
新品でも調整がする場合が多いですね。
フレーム分割部を点検して再タッピングします。

ブレーキナットを丁度良い長さに加工します。
加工しないと長過ぎたり短すぎたりする場合が多いです。